中谷潤人とは、1998年1月2日生まれのプロボクサーである。三重県東員町出身。三重県初のボクシング世界チャンピオン。M.Tボクシングジム所属。
概要
両親のススメで空手をやっていたが小6の時にテレビでボクシングに興味を持ち転向。
中学卒業後、進学せずアメリカへボクシング留学。日本に帰ってからも頻繁にアメリカへ出向き現地の選手やトレーナーと交流を重ねている。RING誌の取材を受けたりと英語は得意だとみられる。
身長173cm、リーチ174cmのサウスポーでライフルのように正確かつ射程の長いストレートを武器とする。
異名は「愛の拳士」だがクエジャル戦以降は「ビッグバン」を名乗り始めた。
インスタに上げる写真のほとんどがボクシング関連の生粋のボクシングオタク。
よく使う言葉は「感謝」。
かつて神奈川県相模原市にトンテキ専門店をオープンさせたがコロナ禍で閉店をやむなくされた。
戦績
2015年4月26日、岐阜商工会議所で糸賀純一とミニマム級4回戦を行い1RKOでデビュー戦を白星で飾る。
2016年12月23日、東日本フライ級新人王として臨んだ西日本代表矢吹正道戦を3-0の判定勝ちで収め全日本新人王となり、同時に日本ランク入り。
2017年8月23日、後楽園ホールでユーリ阿久井政梧と日本フライ級ユース選手権決勝で激突し6RTKOで初代日本フライ級ユース王者となった。
2019年2月2日、望月直樹と日本フライ級王座決定戦を行い9RTKO勝ちで日本王座獲得。
2020年11月6日、後楽園ホールでジーメル・マグラモと対戦。父親はパッキャオとも拳を交えたこともあるボクシング一家育ちで「ピストル」の異名を持ちダウン経験のないマグラモ相手に1Rから攻勢をかけると8Rに左アッパーで10カウントを聴かせWBO世界フライ級を獲得。これにより令和初の世界チャンピオンとなった。またM.Tボクシングジム所属選手としても初。
2021年9月10日、アメリカのアリゾナ州でWBOフライ級一位のアンヘル・アコスタと対戦。相手の鼻骨が折れ、出血が止まらなくなったため4R途中でドクターストップにより初防衛に成功した。
2022年4月9日、さいたまスーパーアリーナでWBOフライ級タイトルマッチを行い同級二位の山内涼太と対戦。解説のくりぃむしちゅー上田から千手観音と形容されるほど多彩な角度からパンチを撃ち込みほぼ何もさせないまま8Rにレフリーストップにより二度目の防衛に成功。試合後は減量苦からスーパーフライ級への転向を示唆した。
2022年10月27日、スーパーフライ級転向のためWBO世界フライ級王座を返上。これと同時にWBO世界スーパーフライ級1位にランクイン。
2022年11月1日、さいたまスーパーアリーナで行われたWBO世界スーパーフライ級3位・IBF同級4位のフランシスコ・ロドリゲス・ジュニアとスーパーフライ級10回戦で対戦し、3-0の判定勝ち。
2023年5月20日、MGMグランド・ガーデン・アリーナにてアンドリュー・モロニーとWBO世界スーパーフライ級王座をかけて戦い、最終回の12Rに左フックを叩き込み豪快にKO勝ち。危なげなく二階級制覇に成功した。後にこのKОは複数メディアで年間最優秀KOに選出された。
2023年9月18日、有明アリーナにて、階級最強の呼び声高いファン・フランシスコ・エストラーダ相手に善戦したアルヒ・コルテスとWBO世界スーパーフライ級タイトル戦を行い、5Rに2回、9Rに1回ボディでダウンを奪い大差判定勝ち。中谷の左ボディとコルテスのタフさが際立つ試合だった。
2024年2月24日、両国国技館で行われたWBC世界バンタム級タイトルマッチで王者アレハンドロ・サンティアゴと戦い、6Rにダウンを二つ奪いTKО勝ちし、やすやすと3階級制覇達成。
2024年10月14日、有明アリーナで行われたバンタム級タイトルマッチでWBC世界バンタム級1位でABCOバンタム級王者のペッチ・CPフレッシュマートと戦い、6回に2度ダウンを奪って6回2分59秒TKO勝ちで2回目の防衛に成功。
2025年2月24日、有明アリーナでWBⅭバンタム級6位のダビド・クエジャルを相手にタイトルマッチを行い、3回に連続でダウンを奪いカウントアウト。3度目の防衛に成功した。
2025年6月8日、有明コロシアムでIBF王者の西田凌佑と戦い、6R終了時に西田が右肩を脱臼&右目が腫れあがって塞がってしまい、相手陣営が棄権を申し入れたことでTKО勝利。王座統一に成功。
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関連項目
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